3世界論と集合知とたばこが吸えなくなるおっさん

 かつて、肉眼での観測が当たり前だった時代に、望遠鏡で木星を観測した結果をガリレオが発表した時、レンズを通して見た世界というのは実体なのかどうなのかという疑問について議論されたとかされなかったとか。


 3世界論的に言うと、世界2と世界1を繋げるセンサーに新しいフィルターを通して世界3を構築したという格好で、このことは科学史的には実は非常に実にとんでもないちょう大事件でありました!!って興奮してるのは自分くらいのものなのだけれど。
今ではあたり前のように顕微鏡とかその他何らかのセンサーで世界3をめくら構築してますけどもね、そのことの哲学的な突破口を開いたのが件のガリレオの観測。まあレンズ自体はその前からあって、メガネかけるとよく見えるという経験則からそういうことになってるんだけど、そもそも、世界3を構築することの意味を深く考察することが始まったのがこの40年位の話。最近の科学者がやってる、たとえばカミオカンデのニュートリノの観測っていうのが、厚底靴のかかとは身長に含まれること前提で話してるのと同じなのだということ(独自見解)くらいすっとんきょう。
そういうわけで、3世界論で世界を見ると、みんな当たり前に思ってるぽいけどおかしいよなーという事柄が見つけやすい。

 集合知の研究もかなり進んできているぽい。集合知の正解を導く力に依存している民主主義なんだけど、どうしてそうなるのかはたぶんまだよくわかっていないはず。これからいろんなエビデンスが積み重なって世界3の常識化してゆくのだろうと思う。

 集合知は、ぶっちゃけていうと圧倒的多数の平均値のことで、世界で一番売れているハンバーガーとコーラこそが世界一うまいものである的なあれ。そこから導かれた答えが正解だと定義するならば、高学歴の個人というのを見たときに、高学歴であるということは、集合知の確率偏差の山のど真ん中がどこにあるのかかを突き詰める訓練をされた世界2を持った個人、ということであって、つまり高学歴な人というのは集合知を集計する手間を省略しても恐らく正解に近い答えを導き出せる人なのである、というレッテルを貼られ、お墨付きをもらった人。
でもこれって3世界論的観点から見ると、いやそんな面倒なことをしなくたっていいんだけど、その世界2が描く世界3というのは集合知の結論を出すためのプロセスではなく、むしろ逆方向に辿ってフィルタリングされて出てきてる答えなわけで、つまり、必ずしも高学歴の出した答え=集合知によって導かれた答え、とはならない。

 ところが世の中の解釈がそこのところの因果がちゃんと整理されていないから、せっかくの集合知の独壇場であるはずの民主主義下の議論においても、集合知よりも世界2の導き出した答えのほうが正しいと結論されることがままある。そしてそのおかしな答えを基にして組織が組み上がっていく。これも逆プロセス。そしてそのとき、集合知の本当に正しい答えが邪魔になるものだから、同じ世界2を持つものどうしで集まり、組織が出来上がっていく。

 だけどそういう組織体どうしで淘汰が働くならば、間違った答えに群がった世界2の組織はいずれ潰されるのだけれども、国に唯一無二ならば、優しい世界。組織は官僚化してゆく。


そんな世界2に導かれた国で、おっさんおいそれとたばこが吸えなくなる。



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