パナマ4

 いんちき経済的にパナマ文書がいかに悪いものかということを解説してみる。

 財布は大きく分けてふたつある。ふたつのはずだった。そのふたつとは、法律上の人みたいなものである法人の財布と、現実の人の財布のふたつ。ふたつの財布の中身はからっぽです。

 人がお金を自分の財布に入れるには、法人の財布から抜けばいいんだけど、最初はからっぽだから法人は借金をする。そうすると人の財布にお金、法人の財布には借金が入ることになる。ふたつ足すとゼロ。
 この時点で法人には人に対する何らかの債務が発生する。人は何らかの債権を持つ。人は生き物で死ぬけど法人は概念だから死なない。だから人はまずは生存することを望む。法人は人の最初の望みである生存に資するための労働で返さなくてはならない。そこで法人は人を雇って食料を生産して今日の胃袋を満たす活動を提供する。次に人は豊かになりたいと望む。法人はエネルギーやいろいろなものを生産して、人に豊かな生活を提供する。
 人の望みが細分化して規模が大きくなっていくと、それを叶えるために得意分野ごとに役割分担するようになる。

 法人は看板で人は構成員。看板システム。法人の看板には、人がどうやって生きたいかが書かれている。看板に車を作ると書かれている法人は車を作る。車を売ると書かれていれば車を売る。発電すると書かれていれば発電する。それを実際に運用するのは構成員である人なんだけれども、システムとしての話。看板に守られてる人はサラリーマンと呼ばれている。
 そもそもこのシステムでやりますと掲げてる看板もある。でかい看板。国。構成員は公務員と呼ばれる。
 中には別に看板を掲げなくても生存に困らない人もいる。個人事業主とか自営業とか。自分が看板だから人であり法人でもある。自分で掲げた看板に書いてあるように生きることができる。そのかわり法人という看板の庇護は受けられないけれど自分で自分のことを決めることができる。
 世の中には人がどう生きるかが書かれているいろんな看板があるし、自分の才覚だけで生きている人もたくさんいる。とにかく生き残りたい、そして豊かに生きたいのだ。
 この全ての経済活動は人と人、法人と法人、人と法人の間のやり取りで記述できる。

この看板システムにもう一つ財布を加えるとバランスが崩れてとんでもないことがおきる。タックスヘイブン。
人と法人との経済活動の過程で、財布の中のお金だけを、人目のつかないところに少しずつ取り置く。これを延々と繰り返していくと、人にも法人にもお金じゃなく借金がたまり、タックスヘイブンにだけお金が入ってるという状況になる。

 人に債権、法人に債務というバランスが人の望みを叶える方法なのにもかかわらず、人にも法人にも債務しか無い状態ができあがる。当然看板に書いてある望みは叶えられなくなる。タックスヘイブンのお金は表に出せないお金なので当然使われない。債権は行使されない。無い望みは叶えようもない。債権がないものの望みはかなわない。打つ手が無い。どうしようもない。

 望みが叶わない。就職難、結婚難、少子高齢化諸々。それらの原因である第3の財布の存在の証拠が今回のパナマ文書です。


 で終わってしまってはいんちきじゃないのでいつものいんちき情報。何回も言うけどかつては1人の働き手がいると15人食える社会だったという。看板1枚で15人。これが適正かどうかは自分にはわからないけれど、自然淘汰の中での最適解がこの比率なので、たぶん自然で正しいのであろうことは確かだ。経済モデルを作る時に参考にしてもらいたい。

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