ぶつぶつアレルギー

 huluでつまんない映画を見た。未来の世界で地球は海に覆われてしまい、生き残った人たちが陸地を探して冒険するという話の映画。映画にかぎらず時代劇とかもそうなんだけど、こういう仮想の町の人口の年齢構成どうなってるんだろうね。ほとんど子供が出てこない。半分くらい子供じゃないと成り立たないと思うんだけど。いまいちリアルじゃない気がした。
 悪役のリーダーがあらくれもので、何かあると仲間でもすぐに殺してしまうのも定番な悪者の描かれ方。世界が水没した将来には悪法も法なりがまさに体感できる、そんな時代になるらしい。その社会の中、風来坊な主人公は見た目はみすぼらしいけど自立した人。なのに自分には興味が無い遺された陸地を美人ヒロインに籠絡されて探す手助けをすることに。結果、もんのすごい人数が爆死。かっこいい?アメリカの正義の描き方って、よくわかんないところがある。

 職場で最近の若者にアレルギーもちの人が多いのは子供の頃にきれいすぎる環境で育ったからだという話から、若者の犯罪離れの話になり、犯罪離れはいわゆるきれいな環境なんだから、近いうちに免疫反応である警察力の犯罪抑止のための力の向け方のベクトルが変わっていくだろう、という話になった。
 犯罪が減ると警察も振り上げた拳の落とし所探さないとならないから、みんなが決まりを守ってしまうならば、新しい犯罪を創りださないとならない。今まで走査範囲で見過ごされてたことでももし「それは犯罪です」と明文化されればそれなりの罪にしなくてはならなくなる。作文ひとつで自分の存在理由としての犯罪者を創造できる。だからアレルギーのように、仮想的な異物を探しては叩き潰すことがこれからどんどん進められる。
 そしてこの作業を請け負うのがこれから警察官になる犯罪離れした若者で、犯罪が身近なことでないのに警察官になりたいのならその動機は教科書的なものであるはずだし、そういう人が守らなきゃならないと考える正義も教科書的になって、それは自動的に、悪人の跋扈を抑えるための抑えなければならないポイントも恣意的になっていくということなのだろう。つまり悪人ではなく罪犯人が挙げられる社会になっていく。悪法も法なりということが体感できる時代になるのはとてもよいことなのかもしれない。

 少子化のいびつな年齢構成、きれいな環境、教科書的な正義。これらを考え合わせて浮かび上がる問題のひとつとして、今年よく話題になった薬物乱用の諸々がその表面化の一端なのかも知れないと思った。年長者に抑圧された世相にきれいごとを押し付けられ実感のない決まりを守らされては、人は世界を内側へ広げるしかなくなってしまう。文化的な方向に向けられれば多少は不幸せではないのかもしれないけれど、それも凡人にはすぐに限界がやってきてしまう。てっとり早く充実させることができるのが薬物摂取なんだと思う。それを取り締まることは教科書的社会にとっては有用でも個人には理不尽な話なのだから、そこには価値観の相反というか齟齬みたいなものが生じてしまう。食べられないごちそうの存在にいつまで我慢できるかのチキンレースがこれからの平和な世渡りのキモになるのである。
 もう一つの例。交通規則で、昼でも夜でも晴れでも雨でも雪でも道路の制限速度が変わらないことは、つまりこの数字は、あなたの安全のため決められたのではなくて罪犯人探しの走査範囲なのですよね。若者が羊の皮を被っていると思ってたら実は羊だった、が真実ならば、今後は明らかに厳しく取り締まられるようになってしまうわけです。若者にお金を持たせてしてほしいことってなんだろう。いい車に乗り(消費拡大)いい女を抱き(少子化対策)うまいものを食う(さっさと死ね)。これ実現すると犯罪。国が進めている年寄りから若者に資産を移動する政策とは、実は罪犯人造りの政策でもあるのですね。悪法も法なりということが体感できる時代になるのはとてもよいことなのかもしれない。

 睡眠薬がそのうちに効かなくなるように抗ヒ剤は異物の感受性を敏にせしめる。正しそうな処置は奏功するんだろうか。

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